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グリコ ビーフカレーLEE辛さ×40相当に挑戦


2000年8月

Text: 東條つかさ (TOJHO)


 グリコのLEEというレトルトカレーをご存じの方は多いであろう。「辛さ×10」とか「辛さ×20」というような見るからに辛そうなカレーばかりラインナップに揃えたあれである。そのLEEが夏季限定で出すのがズバリ「辛さ×30」である。以前からいつか食べようとは思っていてもなかなか機会に恵まれなかったが、この度その「辛さ×30」を食べることができたので、その様子を書こうと思う。

 「辛さ×30」。あまりいい響きとは言えないな。今年はさらに辛さ×40倍相当にする『辛さ増強ソース』というのが付属した状態で販売されている。この状態で赤唐辛子約4〜6本分の辛み成分が含まれているらしい。パッケージには、しっかりと「辛さ増強ソースは極めて辛いので、辛さに弱い方や小さなお子様は、使わないでください。」との注意書きまである。だいたい「辛さ×10」の時点で、辛さに弱い方や小さなお子様には薦められない辛さだとは思うが・・・。

 レンジで温めていざ出陣!辛さ増強ソースは温めてから入れた。カレーを盛った皿の横にはあらかじめお茶をペットボトルごと用意し、非常事態に備えることにした。まず一口。

 こ、これは・・・。そ、想像以上だ!二口目、三口目と口にするうちに、だんだん舌が辛く・・・もとい痛くなってくる。早くも顔からは汗が出てきた。すぐさまティッシュで拭く。タオルを用意した方が良かったか。お茶を飲んで一呼吸おいた後再びカレーを口に入れる。汗は顔からのみならず、胸からも出てきた。だんだん意識が遠のいていくような気がする。とてもじゃないが今話しかけられても何も答えることはできないであろう。一気に食べることはできない。少し休んではお茶を飲み、ティッシュで汗を拭くという動作を繰り返す。コップについだお茶はすぐになくなり、すぐさまペットボトルから補充する。食べていくうちに、呼吸をしていると喉まで痛くなっていることに気づいた。風邪を引いたときの痛さとは明らかに違う痛さである。息をしているだけで痛い。お茶だけでは耐えきれなくなってきた。なにか甘めの物で中和せねば・・・。冷蔵庫を見てみたら桃の天然水があった。これを飲んでみるか。飲んでは見たが、あまり効果がない。桃の甘みは感じるが中和するまでには至らない。口の中は相変わらず痛い。そして再び少し休んではお茶を飲み、ティッシュで汗を拭くという動作を繰り返しつつ、ついに完食する事ができたのであった!達成感はあるんだかないんだかよくわからん。凄いティッシュの量だ。お茶もかなり減っている。一つ言えるのは2度と食べる気がしないということだ。下品な話で恐縮だが、排泄するときに副作用はあるのかどうかこれを書いている時点ではわからない。あとが怖くなってきた。

 死闘は終わった。汗はしばらく止まらなかった。呼吸をする度に喉の方が痛む。こんなもんがもし目に入ったら危険すぎるぞ。少し前に「辛さ×20」を食べたが、それを遙かに超える辛さであった。「辛さ×30」をとばしていきなり「辛さ×40相当」を食べたが、「辛さ×30」はどういう辛さなのだろう。先ほど書いたように「辛さ×40相当」は2度と食べる気がしない。次は辛さ増強ソースをかけないで食べようと思うが、いつになるかはわからない。これを最後まで読んでくれた方々も是非「辛さ×40相当」に一度挑戦してみてはいかがかな?ただし命の保証はしません。あしからず。